ミコやんとグレヴィッチ設計局第3分室

合言葉は、「技術ニヨル革命(Revolution durch Technik)」!

あきらめたらそこで合戦終了だよ?







それは、先週の日曜日。知人からメールが入電しました。

「助けて、オビ=ワン・ケノービ。あなただけが頼りです。」←間違い

「ノートパソコンのハードディスクが壊れました〜。パソコン屋でもデータ復旧無理でした〜」←こちらが本当

と。

見目麗しい女性からの依頼、無碍には断れません。「ブートセクタが飛んだかでOSが起動しない程度なら、本体からハードディスク引きずり出して別マシンにつなげばデータ救出できるかなー?」てな甘い見通しで、「ボクを信じて」みたいなノリで依頼を引き受けました。




んで…実際ノートパソコンを受け取って確認してみたら、ハードディスクのモーター駆動音はすれども、BIOSがハードディスクを認識してない!

ヒジョーに悪い予感…BIOSからハードディスクが見えていないとゆーことは、ハードディスク自体が深刻なダメージを受けている可能性が…マズい。



しかーし、本体から取り出したハードディスクをSATA→USB変換アダプタを介して別マシンに接続すると、なんとなく接続されている様子。制御基盤は無事っぽい。モーター駆動音もとりあえずするのでモーターも大丈夫っぽい。


一縷の光がみえたかも…


が、ぬか喜びもつかの間、データ自体にはアクセスできず…ファイル復旧ソフトでもダメ。大量の不良セクタが存在するのか…やはりハードディスクの制御基盤に問題があるのか…



「ここまでか」と諦めかけた時、ふと思いついたのが、「ハードディスクのクローニングマシンで、セクタ単位で別のハードディスクに無理矢理コピーすればいけるんじゃね?」とゆーこと。


早速、家に転がっていた1TBの3.5インチハードディスクと「裸族のお立ち台DJクローンプラス(CROS2EU2CP)」を使用して、一晩かけてコピーしてみると…


「おぉっ!読める…読めるぞ!」

無事コピーが完了し、3.5インチハードディスクの方からデータにアクセスできるではないデスか!
しかも、ユーザーが作成したデータ自体は破損していない模様。


「データは滅びぬ。何度でも蘇るさ。」



素晴らしい。データをUSB接続の外付けハードディスクにコピーして、依頼主に渡せるように準備する事ができました。


いやー、良かった良かった。面目が施せた。しかし、日頃からデータのバックアップをしとくことは大事ですなぁ。



今回の教訓:
「あきらめたらそこで合戦終了だよ?」by織田信長


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